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「下町七夕まつり」が手作りで出来上がっていく様子をご覧ください。(平成24年度の様子です)

大玉の秘密

七夕まつりで飾られる大玉。よく出来ていますが、あれは誰が作っているのでしょう?
慣れた人でないと作れるはずもないので、専門の業者さんが作っているのかな?と思っていましたが、実はそうではなかったようです。
実際に制作している商店街の方に、その秘密を明かしていただきました。

  

七夕まつり沿道の「かっぱ橋本通り」の各商店街の人たちが
平日夜、日曜等に集まって、制作しています。
飾り制作の業者ではなく、商店街の人々が、毎年、あの大きさの飾りを制作しています。

大玉を飾る、総数、数万個の花は、台東区の福祉作業所さんの方々が三月から開き、吹流しの紙は、仙台七夕まつりの鳴海屋紙商事さんから仕入れています。
 
デザインは、各商店街の有志が、二月から三月頃から考え、花の個数や紙の枚数計算をして、発注します。
五月から吹流しの紙を長く継いで、デザイン毎に仕訳。
大玉や吹流しの土台の修理等の下準備をします。
 
それらの下ごしらえをして、例年、4回~5回の作業日で、大勢集まり、玉に両面テープで花を貼り付け、吹流しに紙と花を付け完成させます。
 
素人集団で、毎年、これだけの大きさの飾りを作るのは、結構、大変だと思います。
今年は、上野駅に飾る4玉が増えたので、尚更です。
素人の飾りが、上野駅に飾られ、大勢の方に見ていただける喜びと光栄を感じつつも、仙台の七夕飾りと並んで飾られるので、より一層頑張って作らねば!と責任と緊張を感じます。
 
上野駅は、高い所に飾れるので、見栄えがする様に、吹流しも長く作りました。
4玉のデザインも、(スカイツリーが、真正面に見え、上野と浅草を結ぶ通り)である「かっぱ橋本通り」に因んだ物にしました。
結構、頑張って作ったので、良い物が出来たと思いますが、上野駅に飾られて見ないと、判らない部分があるので、ドキドキです。
 
 
25年もやっていると、作り方やデザイン、紙の選び方などに、各商店街の個性がでてきます。
大竹に、大玉を吊るす作業も、商店街の人々が協力してやります。
 
パレードや出店なども魅力ですが、七夕の主役は、七夕飾りです。
そう思って、毎年、頑張って作っています。

  


上野駅に大玉出現

下町七夕まつりと仙台七夕まつりの飾りが上野駅の中央コンコースに飾られました。(平成24年6月25日[月]〜8月8日[木])
 
改札口寄りに、下町七夕まつりの飾りが吊ってあります。
上野と浅草を結ぶ「かっぱ橋本通り」そして、その先には、東京スカイツリーが、そびえる、という「かっぱ橋本通り」を表した飾りになっています。
 
このコンセプトとデザインは、下町七夕まつりに関わる商店街の人が考え制作も、皆でやった、素人集団手作りの大玉飾りです。

制作最終日、印象を決める吹流しの紙の貼り付け作業中、貼り付けてみて見栄えやバランスを考えて急遽手直しをしよう!という事に。切ったり貼ったり、大修正になってしまいましたが、作業現場にある材料と道具を使って、知恵を出し合い、協力して、何とか無事に終了しました。
 
そんな事があったので、吊り下げられるまで、どんな感じになるか、あの巨大なスペースでどのように見えるか…
いつも作っているサイズより大きく、長く作ったので、このような晴れがましい舞台に飾っていただける嬉しさよりも、不安が先行していましたが、昨日、立派に飾ってあるのを見て、感激!でした。
休日、夜間に制作作業に関わってくださった商店街の皆様、アドバイスやサポートをしてくださった区役所の方々、仙台の鳴海屋さん、設営に関わってくださった業者さん、皆さんに感謝です。
 
とはいえ、下町七夕まつりは、これからが本番です!
まだ、手作り七夕コンクールに向けて個人作品の制作の作業が待っています。


お手製七夕飾りを作るよ!

下町七夕まつりも迫ったある日、商店街有志による、七夕飾り講習会が行われました。
 
初めての方でも、数時間で完成出来るように、発泡スチロールの玉と吹流しの輪等の土台は、有志の方が準備。
 
お花は、大玉制作時に残った物を使い、吹流し用の和紙は、過去の大玉飾りに使った和紙を、束ねて保管した物を再利用しています。
 
初めに、飾りの印象を決める吹流しの和紙を決め、切ったり、繋ぎなおしたりして、自分なりのデザインにして吹流しの輪に両面テープで付けます。
 
次に、玉と吹流しに付ける花の色とデザインを決めて、両面テープで貼り付けます。
花の付け方は、びっしり付け過ぎず、粗すぎず。
落ちない様に、でも、花がつぶれない様に中心部をしっかりとテープに押さえて付けるのが、綺麗に見えるコツです。
 
皆さん、沢山の材料を前に、どんな物を作ろうかと、デザイン等で悩みながらも、熱心に、楽しそうに作ってくださいました。

  

講習会以外でも、各店舗で仕事の合間などに、花を折ったり、開いたりして、制作に励んでいます。
 
皆さん、ひそやかに、素晴らしい作品を作っていらっしゃるので、当日に飾られる作品は、気合いの入った物も多くビックリしたり、感激したり。
お話を伺うと、一年前から取りかかっている方も!
 
どんな作品が、当日に飾られるか、楽しみ!です。

  

参加することに意義がある……感じではあるのですが、皆さんが作られた「作品」は「手作り七夕コンテスト」という形をとって審査されます。審査員は、芸大の学生さんを含む審査員で、下町七夕まつり1日目の朝からノミネート作品を見て回り、写真撮影し、選んでいきますが、決まらない時は、再度、現物を見て審査するため、例年発表は、夕方になる事が多いです。作り方や飾り方等、作られる方の個性とセンスにあふれていて毎年、賞を選定する芸大生の皆さんも迷っておられる様子。
 
商店街の店舗だけでなく、外部参加の個人や団体の作品もあります。
手作り七夕作品の決まった形式等はないので、各自自由に作品を作って飾っています。

七夕まつり当日、これらの飾りで皆さまをお迎え致しますので、楽しみに手作り七夕飾りをご覧になってくださいませ。

※前年までの作品例。自走式やウェアラブルタイプなどの変わり種もありますね。


大竹を持って来たよ!

下町七夕まつりの大玉飾りは、約10メートルの大竹に飾られています。
 
祭りも1週間ほどに迫ったこの日、千葉県の竹林から、大竹が運ばれてきました。
切って時間が経つと枯れてきてしまうので、直前に伐採してトラックに載せ、早朝6時には、かっぱ橋に到着します。
 
約60本の大竹を、商店街の人がトラックから降ろしていきます。
区役所の方も、一緒に汗を流して運んでくださいます。
 
これが下町七夕まつり最大?の肉体労働でもあります。
今年は、男の方が沢山きていただいて、大変助かりました。
 
こうして降ろした竹は、鳶さん達の手で、飾りを下げる滑車が取り付けられ、通りに立てられていきます。


商店街に飾りを設置するよ

下町七夕まつり期間スタートの前日、商店街の大玉、竹飾りの飾り付け作業が、行われました。

梅雨の曇り空を気にしつつ、毎年、七夕まつりの飾り付け作業が行われます。
制作作業場から、商店街近くの倉庫に運び込まれた大玉飾り達。
車の通りが少なくなってから、倉庫から出して、大竹に飾りつけていきます。

今年は、東京スカイツリーの「雅」のライトアップに見守られながらの作業になりました。

作業の気配を感じて、商店街のあちらこちらから男性陣が手伝いにきてくれます。
女性陣は、大玉や吹流しの最終チェック。
取れそうな花があったら、両面テープで貼り付けたり、場所や高さの指示を出したり細かい事に注意をはらいます。

毎年、同じ事をやっていてスムーズに取り付けられそうですが、竹の高さや設置状況等で、何故か意外とてこずります。
上げたり降ろしたり…、皆、汗だくで行っていきます。

商店街は、飾る距離が長く、飾りを設置場所に運ぶのも、物が大きいので、結構大変です。

大玉飾りは、お花紙と和紙でできているので、メインイベントの日まで、梅雨の雨に濡れぬようにレインコートを被せます。

最後に、高く吊り上げ、場所によっては、レインコートの裾を竹に絡めて、大型車に引っかからない様に気をつけます。

下町七夕の特徴である直径1メートルの大玉には、上野駅の飾りくらい吹流しが長いと姿が良いのですが交通を考えると、今の短めの吹流しが限度かと思います。

何だかんだありましたが、二時間弱で終了。
飾りつけが終わり、後は、皆さまをお待ちするばかりとなりました。
土曜日、日曜日のメインイベントが、好天に恵まれます様に!!

  

業者さんの作るビニール?製のロープ飾りや竹飾り。
素材を見ると既成の量産品の様に思われますが、あの大きさの物は、受注生産で、一つずつ手作りで仕上げていくそうです。
梅雨の最中の下町七夕まつりにとっては、雨に強い素材の飾り達は、強力な助っ人さんです。
     
1.2キロの「かっぱ橋本通り」で、「下町七夕まつり」を始めるにあたって
現在の大玉、竹飾り、ロープ飾り、提灯という飾り方を提案してくださったのは
この飾り業者さんだったそうです。
数年前、引退なさったその方は、毎年、初日の朝には、商店街に足を運び、納品した飾りが絡まったり
巻き上がったりしているのを、直してくださっていたそうです。

引退直前に、こうしたお話を伺い、感激でした。
風に揺れる飾りには、こうして支えてくださる方々の想いが
詰まっているのですね。


商店街に飾りを設置するよ その2

下町七夕まつり1日目朝、手作り七夕の飾りつけの様子。
近隣小学校や幼稚園の笹飾りも取り付けられます。
子供たちが、一所懸命に作った飾りと願い事の短冊は、見ていて飽きないです。

明日以降の天気が心配ですが、上野駅効果か、新聞3紙に取り上げられたせいか今日も雨が降るまでは結構な人出でした。


土曜日

土曜日はメインイベントの1日目。結局、一日中雨でしたが、パレードも何とか行われました。
雨に濡れながら、長い距離を行進していただいた参加団体様に感謝!です。
小学生、幼稚園生も、頑張ってくださって、感動でした。

例年は、こうした雨が降ると、人が引けてしまうのですが、今年は、天気など関係ないように、人の波が最後まで絶えませんでした。

お客様とお話すると、初めて「下町七夕まつり」に来てくださった方も多い様な気がしました。

7月7日で、七夕の日に因み、東京スカイツリーも「七夕バジョン」のライトアップをするという事で、大変楽しみにしていましたが生憎と点灯の時間から、雨脚が強くなり、霞んで良く見えませんでした。
「粋」に使われる「青」に、「雅」で使われる「キラキラしたライト」を組み合わせ天の川と星を表現している様でした。
三脚を担いだカメラマンさんが、なんとか七夕飾りとライトアップを写真に収めようとしていらっしゃいました。

10時過ぎ、ようやく雨が上がって、ライトアップが見えましたが、第一展望台は、雲の中でした。

つくづく、この雨が恨めしい一日でした。
明日もパフォーマンス等のイベントが盛り沢山!
雨が降らぬ事を、祈るばかり…!


日曜日

メインイベントの2日目、日曜日の飾り関係の様子です。
 
通行止めになる直前まで、雨が残っていたため、大玉のカバーを外すか迷いましたが、何とか上がってきて、カバーを外して、飾る事にしました。
が…!昨日以来の大雨で、カバーどころか、中の大玉まで、ぐっしょり濡れてしまい花が濡れて、はがれてしまったり、吹流しがちぎれそうになったり…。
 
沢山の方にみていただくのに、これではマズイ!と、残った材料で急遽補修。こうしているうちに、天気も良くなってきて、無事に大玉飾りは、高く吊るされました。
 
風で揺れる大玉の向こうには、東京スカイツリー。
良い景色です。
 
天気の回復に従い、例年の倍近くの方が、お見えになったような気がします。
酷暑ではなく、適度な暑さで、来街者の方々も楽しんでいらしたようです。

  

各種パフォーマンスも大盛況。

今年、初参加の「東京大衆歌謡楽団」さんと「足長ウォーキングアクト」さん。
「東京大衆歌謡楽団」さんは、昭和の懐かしい歌を、若い方が当時の雰囲気の衣装で歌っていました。
取り囲む聴衆が皆さん楽しそうで、一緒に口ずさんだり、手拍子をしたりと和気あいあいとした盛り上がりでした。
 
足長さんは、単に歩くだけでなく、煙を出したりしながら、物語の中の人物の様な雰囲気で高さだけでなく、存在感抜群でした。

  

そして今日はスカイツリーの夜景もバッチリ!